勇気ある人 2014 3 23

2014年3月22日の時事ドットコムには、このようなニュースがありました。

自由は「普遍的権利」 アメリカ大統領夫人、北京大学で講演

【北京時事】訪中しているミシェル・オバマ大統領夫人は22日、北京大学で講演した。
夫人は、言論や表現、宗教の自由、情報にアクセスする自由について、
「普遍的な権利であり、これらは国をさらに強くする」と述べ、
中国政府による規制を暗に批判した。
英BBC放送(中国語版)などが伝えた。
 ミシェル夫人は「情報へのアクセスの自由は非常に重要で、
それは、われわれに真相を知らせる」と指摘。
 その上で「国が国民の意見や声に耳を傾けることで、
その国は、さらに強くなれる」と訴えた。
(引用、以上)
 弱腰のオバマ大統領には、
中国に対して、このような発言はできないでしょう。
 たとえ勇気を出してワシントンでは言えても、
訪問先の北京では、「自由は、普遍的権利」と言えないでしょう。
 21世紀は、女性の時代でしょうか。
勇気が必要な仕事は、女性に任せる時代となるのでしょうか。
 そういえば、イギリスのキャメロン首相は、
就任時は勢いがあって、中国の人権問題を取り上げていましたが、
中国から「経済制裁」を受けると、
すっかり、おとなしくなってしまいました。
 「ヴィクトリア女王の時代は、よかった」
ヴィクトリア女王の銀貨1897年を見て、そう思い、そう嘆きました。
 私は、ヴィクトリア女王のコインが好きで、集めていますので、
自然と、「ヴィクトリア女王のイギリス」と「今のイギリス」を比較してしまいます。
 「日が沈まぬ帝国」と言われた大英帝国も、
今や、人々の記憶の中にある。
 女王陛下(Her Majesty)は、
今のイギリスを見て、どう思うのでしょうか。
嘆き悲しむのか。
怒りを示すのか。
それとも、「中国の庇護を受けて生きていけ」と言うのか。

勇気の人 2012 3 11
 「勇気の人」と言えば、
オーストラリアのギラード首相(2012年当時)のことを思い出します。
 ギラード首相は、2011年4月23日に、
被災地の最前線まで行ったのです。
 この時期は、まだまだ余震が多く、
日本の政治家ですら、余震を恐れて、
被災地訪問を躊躇する人が多かったと思います。
 勇気が道を拓く。
いつの時代も、女性の勇気が男性の勇気を鼓舞するのかもしれません。

勇気の人 2011 12 31
 12月25日の朝日新聞のテレビ欄には、
町そのものが巨大な津波に飲み込まれる写真がありました。
この町とは、宮城県南三陸町(Minamisanriku Town)です。
 南三陸町といえば、思い出すことがあります。
今年(2011年)の4月23日に、南三陸町を訪問した、
オーストラリアのギラード首相のことです。
 瓦礫の山の中を歩くギラード首相の写真が印象に残りました。
同首相の足元には、まだ多くの瓦礫が残っていました。
 この時期は、余震が続き、
事故を起こした原子力発電所も、安定していなかった時期です。
 多くの外国人が、地震と放射能に怯えて、
東京から逃げ出したのに、
ギラード首相は、はるばるオーストラリアからやってきて、
まだまだ危険が残る被災地の最前線まで行ったのです。
 写真を見ると、同首相が立っている近くの建物は、
今にも崩れそうになっているものがあります。
いつの時代も、女性の勇気が男性の勇気を鼓舞するのかもしれません。

































































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